アストラル15( EP Ver)

学生のころ見たオーロラという飛行機に感動していつかはこの手の飛行機をって思いながら月日が経ち。。

それが、とうとう買ちゃいましたよ。お年玉で!?w

去年夏場から目星つけていた、ヒロボーさんところのアストラル15!!(発売前よりBBSにて質問してました^^;)
アストラル15のHPはこちらです。

今回EP使用にするので、いろいろ検索してみたのですが全くヒットしなかったので、生意気にも私が製作過程をアップしちゃいます。

ちなみに、初のキット製作で緊張と興奮気味なのですが、説明書のEP部分は見開きの1/4しかないですぅーー;
中身の状態です。う〜ん、綺麗です。素敵です。^^

実は我慢しきれずに、購入店の駐車場で一度開けて見ちゃいました。
商品のチェックリストとチェック担当者のサイン入りです。この辺はすばらしいです!
まずは、機体本体のみの重量測定です。

449g・・・・発砲で自作していた私にはとても重量級に感じました^^;
次に、フィルムのたるみのチェック(完成度が高くてほとんどなかったです)しながら軽くアイロンあてしてしわをのばします。

これをした後ではフィルムの弾き音がまるで違います。
ではでは、作り始めますかと主翼を取り出したらエルロン完成してるじゃんって勘違いしちゃいました。

それでは、説明書どおりにエルロンから製作していきます。
ヒンジは和紙とプラパン?の合成みたいです。切れ目が入っていて紐とこの切れ目で瞬間が流れやすくなっています。

瞬間でヒンジの動きが渋くなるのを防ぐために、あらかじめセンター部分の和紙を削り取ります。
主翼本体のほうに、ヒンジを低粘度の瞬間で接着します。かならず、センターを合わせましょう。

瞬間が乾いたこの時点で一度エルロンを仮組して動きをチェックします。
チェックでokであればエルロン本体を差込み、接着します。隙間ができないようにしっかりと接合させます。
瞬間が乾いたら、エルロンの動きが渋くないか、稼動範囲は確保されているかをチェックします。

動きの渋さは多少動かして慣れをさせておけば大丈夫です。
サーボベット#1を使用するサーボにあわせて加工します。また、接着部分のフィルムをカットします。

サーボによってはこのベットを使わず直接主翼本体部部を使用します。
左が加工前、右が加工後です。

(#番号は商品が梱包されている袋の番号です)
主翼本体のフィルムもカットします。カット部分はフィルムを指で軽く押さえると形がわかりやすいです。また、本体側はサーボベットより若干小さめに接着部分のフィルムを剥がします。

中に見えているグレー物はサーボ延長コードを引っ張り出すのに使うので、剥がれないように気をつけてください。
サーボ延長コード穴(主翼表面中央)のフィルムを剥がします。センターに一度クロスに切れ込みいれてからカットしたら綺麗にできますよ。

穴に見えている紐は先ほどのサーボベット部分に見えていた紐とつながっています。これがとれちゃうと、延長コードを主翼に通すのに苦労するので、取れないように気をつけます。
延長コードが抜けないように紐等で抜け防止策をしておきましょう。
サーボコネクタ先端に先ほどからの紐をくくりつけます。しっかりとほどけないか確認しておきましょう。その後、主翼の円の部分から延長コードをひっぱりだします。
このとき無理にひっぱたりすると主翼のリブが割れてしまうので気をつけましょう。

紐はグレーの紙からひっぱるだけで簡単にはずせますよ。
サーボ本体を取り付けます。私の場合ベットでも、厚みが足りなかったのでワッシャーを一枚かまして底上げしてます。

この辺は、使用するサーボと主翼との現物合わせになります。
エルロンリンケージの作り方ですが、#16の中の一番短いロッドを使用します。
ロッドはねじ切りされているのでロッドアジャスター#20の根元までしっかり入れます。
次に、アジャスターの抜け防止用のゴム管をはめ、必要な長さの部分で一度L型に曲げます。更に、サーボホーンとの抜け防止のホーンロックをかまして、不必要部分のロッドは切り落とします。
サーボがニュートラル状態でサーボホーンとロッドが垂直になるようにはアジャスターを調整してはめてください。
実際に稼動させて、がたやずれがないかチェックしましょう。

こういう機体はアダバンスヨー対策にサーボホーンをずらしたりしないみたいですね。。
次に、主翼と胴体との合わせですが、ねじ#15を裏から押し当てると、主翼表面に盛り上がりができますので、そのフィルム部分をカットします。
ねじは一度仮締めをしてしまり具合や、ガタや隙間がないかまた、主翼と胴体が正確な寸法で接合できるかなどをしっかりとチェックします。

ワッシャーのまわりのみ接着剤をつけ、ねじをしっかり締め付けましょう。完全に接着されるまで機体を眺めていましょう(〜* *)
写真のように隙間なくとまるはずです。

私は、この状態で接着が完了するまで、機体の美しさに見とれておりました。
説明書の順番とは前後しますが、次に尾翼の製作です。理由は今回EPにするため使用モーターによってはメカの搭載位置がことなるためまずは、全体を組み立ててバランスをみるためです。

今回、ロールやナイフエッジ等の浮きをよくするために下反角(-5度)の加工をします。加工に自信のない方は必ず説明書通りに作業してください。

まずは、センターの切り出しです。正確に丁寧に行いましょう。
紙ヤスリを平らなところに置き、その上で切り出した左右尾翼のセンター部分を斜めに削ります。

本当にゆっくり丁寧に確実に!求める下反角(-3〜-5)になるように作業してください。
理想の下反角ができたら、片方を水平に置きもう片方をカマチ等をしてしっかりセンター部分で接着します。

私の場合は-5でしたので、二つ分の-10になります。
接着を待っている間にエレベーターを写真のように加工します。特に難しいことはありません。定規をあてカットするだけです。

この後にヒンジも接着しておきましょう。
胴体と尾翼の接着です。胴体の尾翼接合部分のフィルムをカットします(運送時に破損しないように、そえ木が入っています)。
接着の前に写真のようにマスキングをしておくとあとあと楽です。

何回も仮り組みして、尾翼と胴体との寸法に狂いがないか、下反角はしっかりあっているかなど、ちゃんとチェックします。これを怠ると飛行性能に影響がでます。
チェックがOKなら、エポキシにてあたためながら流し込むように接着します。
エポキシが軽く乾き始めたら、マスキングをはがします。

接着が完了したらエレベーターもしっかりと接着し、胴体後部のすきまにバルサブロック#17を取り付けます。
次に垂直尾翼も同じように胴体と尾翼のフィルムをはがし、寸法の狂いがないか、何度もチェックします。
先ほどと同じようにマスキングしてエポキシにてしっかりと接着します。
接着が完了するまでの間に、尾輪を作ります。説明書どおりに簡単につくれます(^^)v
胴体後部に尾輪をねじ止めし、ラダーにあける穴の位置を確認して、接着します。

このときにラダーヒンジも接着します。
すべての取り付け角が正しいか、再度チェックします。
次にメインギアの製作です。タイヤの中心を計りスパッツに穴をあけます。
できるだけタイヤがスパッツから顔を出すような位置に穴を開けます。
説明書にあるタイヤストッパーとФ5ssがどこを探してみ見つかりませんでした(紛失しちゃったかな?)。あと、付属のM3*30ねじではスパッツを固定するとかなり締め付けなくてはいけないためタイヤがスムーズにうごきませんでした。

そこで、自持のバルーンタイヤとM3*40を使用することにしました。他の部品は#13です。
スパッツにねじを通しリンケージ抜け防止のゴム管があまるのでそれを半分にして使います。
ワッシャーを通し、ナットと木ねじをしっかりと接着し、タイヤの動作確認をしておきましょう。

ここのメインギアだけは左右のできに差がありすぎますし、バックにチェックリストが写っているように部品もあっていません。これまで順調にきたので、ここは残念です。現物合わせになりました(;;)

メインギアを胴体につけるとあとの作業がやりにくいので、このままにしておきます。
次に、モーターマウント土台の製作です。付属のベニアで各自の使用モーターにあわせて製作してください。
もともと、防火壁にサイドスラストとダウンスラストがついているので、これを殺さないようにモーターマウント土台を接着します。

説明書のエンジン部分にもあるように、ケガキの中心にモーター軸がくるようにします。
ここは強度が必要なので、必ずエポキシにて接着します。今回はさらに、ガラスクロスにてL型にさらに接着して強度を高めています。

防火壁はベニア2枚ですが、モーターマウント土台は1枚です。理由は、墜落時等に防火壁が破損するよりも土台が破損してくれるほうが修理が楽なためです。

また、接着と強度を確認するために私は、この土台だけを持って機体をぶん回して確認してます。
モーターを取り付けると、こんな感じですね。結構サイドスラストがついていますね。
次は、キャノピーの取り付けです。コクピット計器のデカールを貼り付けます。今回のパイロットはスヌーピーフライングエースです。
昔の景品を改造したものです。
キャノピーと胴体の接着は透明なものでしましょう。で、接着前にキャノピー自体を綺麗にふいておきます。今回接着剤の量が多すぎて、ちょいと見苦しいです(〜〜)
そろそろ、大詰めですね。

一度仮組み(スピンナーとの隙間が2mmになるように)をしてから、穴をあけます。
取り付けには#11の木ネジを使うのですが、説明書と実際に入っているものとは太さに違いがありました。二回目のがっかりです(ーー);
カウルトを胴体に取り付けると、こんな感じですね。う〜ん。いい感じです。

モーターを使うので、今回カウルの加工(もともと、エアー穴はあいているのが親切ですね)が ないのでとっても楽です(*^^*)
次に、メインギアの取り付け部分の加工です。写真のようにフィルムをカットします。胴体サイド二箇所もフィルムをカットします。
胴体とメインギアの取り付けです。説明書とチェックリストのねじの表記が異なっています。う〜ん、どうなんでしょうかね(??)//

ま、#13のネジにワッシャーを通し胴体と接合します。取り付けはジュラルミンバーが後ろへ傾斜するようにします。向きを間違えないように。

この時点で一度すべてを仮組みして、重心をさぐります。私の場合、この時点(バッテリー、サーボなし)で重心が主翼根元より8cmになりました。
説明書による重心位置にきたので、バッテリーと残りのメカ等は中心にすることにしました。
大詰めと言っておきながらまだまだ作業は続きます。
読み疲れましたでしょ?すいませんです。。。

尾翼稼動部にホーンを取り付けます。今回私のは下反角つけてあり、エレベーターは両引きですので、干渉しないように気をつけてます。
メカを胴体内部に搭載するため、リンケージは胴体を内部を通します。
説明書にあるリンケージは好きではないので、自分のやりなれている方法でいきます。
(説明書には「気に入らない場合やご不満がある場合には使用しないでください。」と書いてありますしw)

1.2mmの針金とロッドアジャスターとを瞬間と収縮チューブで接合します。
針金はPPチューブを通るので、PPチューブを胴体に通します。ここは、作業しにくいので一度この部分にアイロンをあてフィルムを軽くはがして見やすくして作業しました。
PPチューブはこのように後部では顔を出しています。
サーボベットはこの位置に接着しました。

付属のサーボベットは今度は穴が大きすぎたので、あまりのベニアで作り直しています。

しかし、サーボベットの穴は全部統一してほしいですね。また、穴が大きいとどうしようもないので、小さめにしていただけると穴を広げるのは簡単です。ヒロボーさんよろしくお願いします。
尾翼に入っていたバルサで、リンケージ揺れ止めをつくって接着しました。
エレベーター、ラダー用のサーボを搭載します。写真ではラダーリンケージが短すぎたので、延長してます。失敗、失敗(^^;)
アンプは冷却効果を求めて、この位置に決めました。

防火壁にアンプの頭が入るだけの穴をあけています。
バッテリー搭載場所に、ベニヤで土台をこの位置につくりました。
マジックテープを貼り付けて完成です!
最後に、デカールを貼って出来上がりです。おつかれさまでした。
あとは、打角の調整等を残すだけですね。
このあと、いろいろ調整をしていたらバッテリーの交換をするたびにいちいち主翼を取り外さないといけないめんどくさに気がつきました(−−;)
これでは、電動プレーンのお気軽さにかけていたので、ここからはオリジナルでバッテリーを簡単に交換できる場所に移す改造に取り掛かります。

ここからは、自己責任でお願いします。
まずは、バッテリー搭載位置をこの位置に決めました。
一度、アイロンで暖めてからフィルムをはがします。

次に、玉子の半分の形したプラスチック?パーツを剥ぎ取ります。プラとバルサの間にカッターを入れながら切ると簡単に取れます。
そこ蓋バルサ部分を綺麗に切り取ります。
カッターの刃を、胴体側面に沿っていれて切れば問題ないです。
同じように、メインギアのベニア部分も切り取ります。
プラスチックがはまっていたU字部分を使用予定バッテリーの横幅まで切り出しまた。
角の部分にネオジム磁石を取り付けます(100均で売っています)。そして、マジックテープを貼り付けます。
カウルをはめるとこんな感じですね。
次に蓋を製作します。

プラパンをドライヤー熱しながら、カウルの下面の曲面部分と同じような曲面を作ります。

一度、紙粘土等で曲面土台を作って、そこにドライヤーでやわらかくなったプラパンを押し付けると簡単にできます。
予備のフィルムを貼り付けます。アイロンの温度に注意してください。そうしないと、型取りしたプラパンが写真のように歪んでしまいますので(−−)
裏側に、切れなくなったカッターの刃を接着しました。

安全のため、皆さんはクリップ等を使ってくださいね。蓋はこれで、出来上がり。
実際に、蓋をはめてみるとこんな感じです。どうでしょう。いい感じじゃないですか(**)v
バッテリーがかなり前にきたため重心がずれたので、ラダーサーボを写真の位置に変更しました。ここはエルロンサーボを取り付けた時と同じように製作します。

このキットはメカを中央と後部の二箇所を選択で来るので、今回大変助かりました(_ _)
胴体内部です。かなりすっきりしました。今バッテリー込みでの重心位置は主翼根元より7cmです。許容範囲ですね。

うまくいきました。
これで、お手軽電動プレーンの完成です。長い間お疲れ様でした。
出来上がった、バッテリーハッチは下からみると、こんな感じです。カウル前面よりモーター、アンプ、バッテリーといい具合にエアーフローできました。
初めてのキット製作でしたが、なかなか楽しかったです。箱には上級者向けと書いてありかなり不安ながら製作しましたが、実際は4日間で仕上げることができました。完全初心者には製作出来ないとは思いますが、ある程度の知識があれば十分楽しめるキットだと思います。また、今後フライトインプレッションを報告していきたいと思います。
全長:900mm
全幅:850mm
重量:776g(バッテリー込み)
モーター:ハイペリオンZ3007-30
アンプ:ウルトラフライ25A
バッテリー:K&S3セル1320
プロペラ:APC10*5
サーボ:10g×4